逆転ライフ 〜歩く選手名鑑〜

人生を逆転していくブログ

今シーズン新天地で前半戦苦しんだ4選手…。「彼らなら必ず中心選手になれる」

            

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皆さん逆転してますか? 

 

突然ですが、

サッカー選手はものすごく大変な職業です。プロになるのもほんの一握りですが、プロの世界で活躍し続けられる選手も、ほんの一握りです。チームの中心選手でも監督の変更により一気に構想外になってしまったり、怪我をしてしまい代わりにチャンスを掴んだ選手がスタメンに定着することは少なくありません。このように様々な形で試合出場の機会が減ってしまうプロサッカー選手がたくさんいます。

 そしてもう一つ出場機会を減ってしまうケースのは移籍です。移籍は本当に難しいです。そもそも移籍でも様々な形があります。現在いるチームよりもカテゴリーが上であったり、資金力やクラブ規模が優れているクラブに移籍するステップアップのための移籍。反対に所属チームから戦力外通告を受けてカテゴリーをダウンする移籍。他にも様々ありますが、今回は私の独断と偏見で2021年シーズンに新天地に移り、本来の力を発揮できずにいる選手を紹介したいともいます。

私は彼らの本来のポテンシャルならチームの中心選手として輝けると確信している選手です。

後半戦彼らがチームを引っ張っていくことを願って、紹介したいと思います。

 

 

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1金子大毅(浦和レッズ

今シーズン湘南ベルマーレから浦和レッズに移籍した若きボランチだ。湘南時代はアンカーとしてプレーし随所で見せるボール奪取力や精度の高い縦パスや豊富な運動量で中心選手としてプレーしオリンピック代表候補合宿にも招集された逸材だ。そんな彼だが今シーズンは思い描いた立ち位置ではない。浦和レッズはリカルド監督を招聘し改革を開始。彼が今まで体現していた湘南スタイルから一変したサッカーを浦和は展開している。ここで少し戸惑いを見せているのかもしれない。また柴戸や小泉、伊藤敦樹の台頭によりポジション争いで少し後手の印象。ルヴァンカップ天皇杯では出場機会をつかめているがリーグ戦からは遠ざかっている。フィットするのに時間がかかるタイプなのかもしれない。彼が本来持っているポテンシャルを考慮すると、スタメンの座はすぐにでも奪えるだろう。これまでの浦和でのパフォーマンスは決して悪くはない。ゴールやアシストの結果がついてくれば彼も波になってくるだろう。

2018年ルヴァンカップでのパフォーマンスは圧巻だった。当時の曹監督(現京都監督)も「日本を代表する選手になってほしい」と絶賛し、能力がある選手であることは間違いない。酒井宏樹の加入によりポジション争いが激化されることが予想されるがどうか粘ってもらい輝きを放ってほしいと心から願う。彼ならできる。

 

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2 ディサロ燦シルヴァーノ(清水エスパルス

昨シーズンJ2ギラヴァンツ北九州で得点を量産したフィニッシャーがステージを上げ清水エスパルスに移籍しJ1に殴り込み。活躍を期待されていたが苦しい前半戦となってしまった。清水は今シーズンからロティーナ監督が就任し昨シーズン課題であった守備を修正。全体のラインを少し下げ、ボールを奪う守備ではなく、ゴールを守る守備の戦術を遂行している。しかし昨シーズンの北九州では前線のFW町野(現湘南)とディサロがスイッチ役となりガンガンプレスに行く戦術であった。この戦術の変化がディサロ自身に迷いが生じている。またチアゴサンタナや鈴木唯人、後藤などの強力なライバルも存在し、ここまでリーグ戦ではノーゴール。ルヴァンカップでは1得点したものの本来の力を発揮できずにいる。ロティーナ監督の戦術をコンプリートしプレーで体現することができれば得点を量産できるに違いない。ギラヴァンツ北九州時代に魅せたゴール前の嗅覚、強烈な左足、裏への抜け出し、など得点パターンは豊富だ。彼の戦術のフィットが清水が上昇気流に乗るきっかけなのかもしれない。

 

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3 小塚和季(川崎フロンターレ

確かな技術と広い視野を生かしたパスセンスでゲームをコントロールできる今シーズン大分トリニータから川崎フロンターレに移籍したミッドフィールダーだ。実力は確かではあるが、やはりポジション争いが激しすぎる川崎でなかなか出番を確保できていない。同ポジションには、田中碧、脇坂泰斗、遠野、旗手、これに負傷中の大島も加わる。おそらく日本で最も試合に出ることが難しいチームだろう。

だが彼の本来の力を発揮すればこのポジション争いに名乗りを上げられるはずだ。新潟や大分時代に魅せたセンスあふれるスルーパスや足元の技術を駆使したキープ力は国内でもトップレベル。彼自身も課題は「守備」とコメントしており、川崎の特有の切り替えの速さやボール奪取力の修正はマストになってくる。課題を修正し少ないチャンスを掴むことができれば、かなり面白い存在になれるはずだ。

 

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4森下龍矢 (名古屋グランパス

明治大学からサガン鳥栖でプロキャリアをスタートさせ、持ち味であるサイドでの突破力や粘り強い守備で輝きを放ち、今シーズン名古屋グランパスに加入した攻撃的サイドバックだ。

しかし今シーズンはライバルである成瀬がスタメンで、森下はベンチに回ることが多くなっている。個人的にポゼッション時の安定感が成瀬の方が少し上であるという印象だ。難しい前半戦になったが、徐々に頭角を表してきている。川崎との天王山2戦目で途中出場し積極的な攻撃参加でアシストを記録。また守備面でも大きく貢献し、試合では負けてしまったが、次節のセレッソ戦でスタメンのチャンスを得た。だがスタメンに定着することができなかった。彼のや負けん気の強さや気合が入りまくっているプレーは多くのファンの心を掴む。昨シーズン序盤鳥栖がなかなか勝てずに苦しんでいた中自らのゴールで勝利を掴み試合後に涙を流した熱い男だ。この涙に私も心を掴まれた。彼がスタメンとして活躍することができることを願っている。

 

他にも怪我などで出遅れている、セレッソの進藤、FC東京の渡邊凌磨、などもまだまだたくさんリーグ前半戦苦しんだ選手はいる。後半戦は夏の移籍マーケットも続々と動き、メンバーも変わってくるだろう。ここで彼らがチャンスを掴みリーグを盛り上げてくれることを期待する。